香水の香りを長く持続させるには?つけ方とおすすめの香水15選
皆さんが日常的に使っている香水の香りはできるだけ持続して欲しいですよね。実は香水の中には香りの強さのレベルがあり、香りを持続させるポイントもあります。今回は香水の種類から正しいつけ方まで徹底的に分解し、ご紹介していきます。
2018年11月08日更新
記事の目次
[1] 香水の種類と持続時間
香水の持続時間は賦香率(ふこうりつ)と呼ばれるアルコールに溶かした香料の割合で決まります。その賦香率による香水の分け方は主に4つあります。
ここでは香水の主な種類とその持続時間についてご紹介していきますね。
パルファム
最も濃度が高い25%のものです。調香師の方が表現したかった香りをほぼそのまま表現されています。その分贅沢に香料が使われており、高級なものが多いようです。香水の持続時間は5~7時間と長く、外出や小さなバッグを使う時におすすめの濃度です。
オーデパルファム
パルファムの次に濃度が高いのがオーデパルファムです。濃度は10~15%。パルファムよりもお手軽価格なのですが、持続時間はしっかり5~6時間なのでお得感があります。しっかり香らせたい方におすすめです。
オードトワレ
最も一般的なのがオードトワレです。5~10%の濃度で香りがやわらかいのが特徴的で日常で使いやすい濃度です。持続時間は3~4時間のため、ナチュラルな香りがいいという方におすすめします。
オーデコロン
3~5%の濃度で、1~2時間香りが持続します。ほんのり香るので香水のきつい香りが苦手という方におすすめです。
[2] 香水の香り方
香水をつけて何時間か経つと、つけたての香りが変化します。これは香水の魅力的な特徴です。香水の香りの変化は以下の3段階に分けられています。
トップノート
香水をつけてから10~15分ほどの香りです。
ミドルノート
トップノートの後、1~2時間ほど感じる香りです。その香水の真の香りはミドルノートの香りだといわれています。
ベースノート
ミドルノートの香りの後、約2時間後にくる香りです。つけている人の体臭によって独自の香りに変化することが特徴的です。
香水をつける時間の注意
トップノートの香りはきつめの香りが多いため、人と会うのは避けたほうがベターです。外出する直前に香水をつける方は多くいらっしゃるでしょう。コツは外出する30分前<につけると嫌味のない香りになるのでおすすめです。
[3] 香水が長く持続する方法・つけ方3選
お風呂上がりにつける
香水は体温が高いと香りがより強くなるのが特徴です。そのためお風呂上がりにつけると体温が上がっているため、香りが持続してくれます。
ワセリンなど保湿クリームを塗ってつける
香水は乾燥している部分につけるよりも、保湿されている部分につけたほうがより香ってくれます。そのため、お出かけ前につける際も、ハンドクリームを塗るなど肌の保湿を高めてから香水をつけてみてください。
脈を打つ部分につける
脈を打つ部分につけると長く香水が香ってくれます。よく香水をつけるときに手首や首にこすりつけてつける方が多いのはこのためです。
[4] さりげない香りを持続させるには?おすすめのつけ方4選
下着につける
洋服に香水をつけて外出する方も多くいるかと思われますが、これではダイレクトに香水が香ってしまいます。ふわっとほんのり香りガスるためには下着につけるのがベターです。
ウエストから下につける
香りはしたから上に香るのでウエストから下につけるのがおすすめです。例えば、腰、ひざ裏、足首、手首、ひじ裏などです。
(ポイント)
・肌から15センチほど離して1ヶ所につき、1プッシュが目安です。
・汗のかきにくい体温が高めのところにつけるとマイルドに香ってくれます。
・注意することは顔に近いパーツにつけるときは量を少なくすることです。
空中に香水を噴射し、その下をくぐる
さりげなく体が香るのはもちろんの事、空気中に噴射するのでお部屋も香ってくれます。
ハンカチにつける
ハンカチにつけるとバッグの中からほのかに香水の香りが漂ってくれます。
[5] 男女別おすすめの香水15選
レディース
・ティファニー「ティファニー・オードパルファム」
香り:フローラルムスク調の香り
■トップノート:ヴェール ドゥ マンダリン
■ミドルノート:ノーブルアイリス
■ラストノート:パチュリ、ムスク
パッケージデザインはまるでダイヤモンドのようなキラキラしたボトルになっています。女性ならこのデザインに胸を踊らせることまちがいないでしょう。
・シャネル「ココ・マドモアゼル・オードゥ・パルファム・アンタンス」
香り:オリエンタルウッディーの香り
■トップノート:フレッシュなシトラスな香り
■ミドルノート:ローズとジャスミン
■ラストノート:ウッディーの香り
悪戯っぽくて刺激的、無邪気に見えて大胆な二面性を持つ香水です。
・ブルガリ「オムニア・ピンク・サファイヤ」
香り:シトラス調のピンクペッパーの香り
■トップノート:はじける泡のような生き生きとした香り
■ミドルノート:繊細でなめらかな香り
■ラストノート:エレガントなホワイトムスクに加えてウッドの余韻が香ります
ピンクが目立つパッケージは変わったデザインをしており、思わず引き込まれてしまいます。
・クロエ「クロエ・オードパルファム」
香り:フレッシュでクリーンなフローラルシプレーの香り
香水好きの方なら、オードパルファムをつけた人が通れば気付くほど、有名な香りです。透明感溢れるフレッシュフローラルの香調は、シックな感性と自然なセクシーさを備え、自由な精神を持つ女性の、創造的で自信に満ちた個性を表現しています。
・ミュウミュウ「ロー・ロゼ・オードトワレ」
■トップノート:ブラックカラント
■ミドルノート:スズラン
■ラストノート:ムスク
みずみずしくフレッシュなフローラルノートを基調に、ラストノートではムスクの柔らかい甘さが穏やかに包み込みます。フレッシュさや爽やかさを感じさせる好感度の高い香りなので、香水初心者の方にもおすすめです。
・マークジェイコブス「デイジー・オードトワレ」
香り:フローラルグルマンの香り
■トップノート:甘い砂糖漬けにしたクラウドベーリーでフェミニンで若々しい印象の
■ミドルノート:デイジーの陽気でクリーミーな香り
■ラストノート:温かみのあるカシミヤムスクとドリフトウッドの繊細な香り
その名の通りデイジー(ヒナギク)をイメージした、まるで花畑にいるような優しい印象です。秋冬と言うよりも春夏に似合う爽やかな花々の香りがふわっと漂います。可愛らしいけれど、どこかほっとけないような色香も含んでいるフレグランス。
・ロクシタン「シトラス・ヴァーベナ・オードトワレ」
香り:みずみずしく爽やかなシトラスの香り
■トップノート:レモン、グレープフルーツ、オレンジ
■ミドルノート:ヴァーヴァーベナ
■ラストノート:シダーウッド
ジューシーでハートをポジティブにするシトラスと、恋の力を目覚めさせるフレッシュな香りのヴァーベナが織りなす、気持ちが弾けるような夏にピッタリの香りです。
・バーバリー「マイバーバリー・ブラッシュ・オードパルファム
香り:明るくはじけるようなアレンジを加えたフルーティフローラルの香り
■トップノート:ザクロ、レモン
■ミドルノート:ローズペダル、アップル
■ラストノート:ジャスミン、ウィステリア
朝の光に満ちたロンドンの庭園にインスパイアされた、開花したばかりのみずみずしい花々のようなフェミニンな香り。
メンズ
女性受けする香水をまとめました。女性の皆さんは恋人などのプレゼントにいかがですか?ぜひ参考にしてみてください。
・グッチ「ギルティブラックプールオム」
香り:力強く男らしさを感じさせるセクシーで生命力に溢れたフゼアの香り
■トップノート:ラベンダー、コリアンダー
■ミドルノート:オレンジフラワー
■ラストノート:パチョリ
若々しく自信にあふれた男性らしさを演出する、官能的なフゼアの香り。豊かで深みのあるシダーウッドと溶け合い、セクシーでエネルギッシュな力強さを感じさせるフレグランスです。
・シャネル「ブルー・ドゥ・シャネル」
香り:魅惑的なアロマティックウッディの香り
■トップノート:ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、ベチバー、ピンクペッパー、マリンアコード
■ミドルノート:グレープフルーツ、シダーウッド、ラブダナム、ペッパーミント、ナツメグ、ジンジャー、ジャスミン
■ラストノート:フラキンセンス、ジンジャー、サンダルウッド、アンバー
センシュアルなアンバーと柔らかなムスクが合わさったエレガントなフレグランス。大人のセクシーさがとても上品に表現されていて、特にスーツでバリバリと仕事をこなす30代半ば〜50代半ばぐらいまでの男性に特に似合う香りです。
・カルバンクライン「シーケーワン・サマー・オードトワレ」
香り:シトラスウッディの香り
■トップノート:ジンジャールート、マンダリン、シーソルト
■ミドルノート:セージ、デューンハーブ
■ラストノート:サンダルウッド、アンバー、ベンゾインバーム
爽やかでフレッシュな潮風を感じる、シトラスウッディな夏のフレグランスです。
・ブルガリ「アクアプール・オム・アトランティック」
香り:フレッシュでアロマティックな香り
■トップノート:カラブリアン・ベルガモット、シシリアン・レモン、セージ、ヴァイタル・ウォーター・アコード
■ミドルノート:アンバーグリス、シー・アコード、アップル
■ラストノート:パチョリ、サンダルウッド、ベチバー、ベンゾイン、アンバーウッド
2017年に発売されたメンズ香水。香りは、堂々としたテクスチャーの、アクアティック・ウッディーの香調がベースになっています。「アトランティック」の名前どおり、大自然を感じさせる深い一品。
・ジバンシィ「ウルトラマリン」
香り:ベルガモットやウォーターフルーツの香り
■トップノート:ベルガモット、ウォーターフルーツ、ガルバナム、シクラメン
■ミドルノート:ミント、ローズ、カルダモン、マダガスカルクローブ、セージ
■ラストノート:セダー、オークモス、ベチバー、タバコ
ウォータフルーツの透明でフレッシュな印象から自然を感じさせる、ウッディなラストノートへと変化し、自由でアクティブな男性をイメージさせます。
・ドルチェ&ガッパーナ「ライトブルー」
DOLCE & GABBANA(ドルチェアンドガッバーナ) ドルチェ&ガッバーナ ライトブルー オードトワレ フローラル ...
■トップノート:シトラスの酸味のする香り
■ミドルノート:シチリアシダーやグラニースミスアップルの香り
■ラストノート:アンバーとあたたかいムスクの香り
ドルチェ&ガッバーナがインスピレーションを得たという地中海がモチーフとなった、深呼吸するような心地よさを感じるフレグランス。どこまでも澄んだ青空、果てしなく続く地平線、花とフルーツの自然の恵みを感じさせ、男女問わずに人気です。
・エルメス「オー・ドゥ・シトロン・ノワール」
香り:シトラスノートに透明感と爽やかさの持続性を織り成した香り
■トップノート:カラブリアンレモン、ライム
■ミドルノート:紅茶、シトロン、仏様の手、レモンの花
■ラストノート:ウッド
柑橘系の果実が持つ爽やかな魅力だけでなく、スパイシーな表情をも持ち合わせたセクシーな香り。清涼感がありながら、持続性が高いことも特徴で、朝身に纏えば、真昼から真夜中までその香りを楽しむことができます。
[6] まとめ
香水は私たちにとって日常を華やかにしてくれるアイテム。つけるだけで気分が上がる香水の正しいつけ方をすることでもっと楽しんでいただけるのではないでしょうか?
あなたにとってお気に入りの香水をぜひ見つけてみてくださいね。